ある日の出来事 2011 2011年07月16日 毎日暑いですね!最近カレーばかり食べている重松まり絵です。この間学校へ向かう途中、住宅の並んだ通りの四つ角に雑貨屋さんを見つけました。すこし気になったので中に入ってみると、美人でスレンダーなお姉さんが店番をしていました。こんな場所で珍しいなと思いながら店内を物色していると、普通の雑貨屋さんにはないような一品ものがちらほら。よく見ると全て同じ名前の作家さんです。「もしかしてこれ作ってる人ですか!」と訪ねてみると、「そうです。」とお姉さん。お姉さんは京都造形大を卒業した作家さんで、週末だけその場所でお店を開いているそうです。お店をやりながら色んな事を試しているのだそうな。お姉さんと話しているとどこからともなく小学生中学年くらいの男の子がやってきました。男の子はお店に置いてあるお面をぱっと持って自慢げに私にみせながら、「夏祭りのお面やで!」と言いました。ねこ、うさぎ、きつね、カエル。ダンゴムシのなんとなくオシャレなセンスのお面たち。すべてお姉さんの手作りです。絵付けをしたばかりで乾かしている途中だったので完成が楽しみで仕方ない様子でした。お姉さんは他にもお店によく来る小学生のために段ボールで家を造ったりもしていました。「暑いから家に入ってよ。」といって男の子は店の前に置いてある段ボールハウスに入りましたが、15秒後には"家を頭のうえに乗せていられるか"という遊びに変わっていました。お姉さんが自分のために作ってくれたものを私に紹介したくてしょうがないといった様子でありました。【あそんでいる図】しばらくすると男の子のお母さんがやってきて、お姉さんと世間話を始めました。雑貨屋さんはすっかり住宅地にとけこんで小学生やお母さん達の生活の一部になっています。そういえば京都に来てから4年目になるのにも関わらず、こんな風な、そこに暮らしているの人の生活を見る事はありませんでした。そして改めて「この感じは大事だ!」と思いました。お姉さんの試していることってこういう事なのかもしれないな。『坪内さんちのつぼ』でやりたい事ともつながって、凄くヒントをもらえた出来事でした。 PR